2022/2/1
プレス発表:伝導電子と局在スピン・軌道が織りなす悪魔の調律
~多極子の衣をまとった電子「多極子ポーラロン」を発見~
当グループの芳賀芳範研究主幹らが参画する共同研究グループは、「悪魔の階段」として知られる相転移において、伝導電子が多極子(局在スピン・軌道の複合自由度)と強く相互作用することで現れる準粒子「多極子ポーラロン」を発見しました。
https://www.jaea.go.jp/02/press2021/p22021101/
2021/5/12
“The Most Cited Articles in 2020 Top10, JPSJ” に3本の論文が選ばれました。
日本物理学会誌欧文誌(Journal of the Physical Society of Japan)の、2020年の最も引用された論文Top10(The Most Cited Articles in 2020 Top10)が発表され、上位10編のうち3編が我々のグループからの論文となりました。
https://journals.jps.jp/page/jpsj/mc1y
2021/4/12
プレス発表:磁石を使った絶対零度近くへの冷やし方
―量子的に揺れる微小磁石が実現する極低温冷却材「イッテルビウム磁性体」―
量子効果の強いイッテルビウム磁性体が絶対零度近くの極低温に到達可能な優れた磁気冷却材であることを示しました。この高性能冷却材の登場により、イッテルビウム磁性体を使用した磁気冷却が現行冷却法を代替し、量子コンピュータなどに広く利用されることが期待されます。
https://www.jaea.go.jp/02/press2021/p21041201/
2021/4/1
金子耕士研究主幹が新たにメンバーとして加わりました。
2021/3
Physical Review MaterialsのEditors' Suggestion に選ばれました。
キラル磁性体NdPt2Bの単一異性体単結晶を育成し、非常に複雑な磁気相を持つことを発見しました。強磁性的、および反強磁性的な相互作用に加えて、キラル磁性体に特徴的なジャロシンスキー・守谷相互作用が重要な役割を果たしている可能性を示しました。この論文がPhysical Review Materials誌の注目論文に選ばれました。
https://journals.aps.org/prmaterials/pdf/10.1103/PhysRevMaterials.5.034411
2020/12/1
Petr Opletal博士研究員が新たにメンバーとして加わりました。
2020/10/27
令和2年度科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金 国際共同研究強化(B)採択
科研費の国際共同研究強化(B)「ウランが創発するスピン三重項超伝導の新しい物理」が新たに採択されました。我々のグループが中心となり、東北大学、京都大学とウラン化合物の新しい超伝導体に関する国際研究を進めます。
2020/6/8
プレス発表:悪魔と取引した電子たち ~磁性体における40年来の謎を解明~
セリウム・アンチモンが示す「悪魔の階段」と呼ばれる複雑な相転移現象において、強い相関状態を受け入れることと引き換えに生じる伝導電子の特殊な振る舞いを解明しました。本研究で明らかにした電子とスピンの強い相関は、スピン配列で伝導電子を制御して磁気メモリなどの動作原理としても機能するため、スピントロニクス磁性材料設計への展開が期待できます。
https://www.jaea.go.jp/02/press2020/p20060801/
2020/4/1
日本物理学会欧文誌JPSJ Outstanding referees 2020 選出
神戸振作グループリーダーが日本物理学会欧文誌Journal of the Physical Society of Japanの Outstanding referees 2020に選ばれました。
https://journals.jps.jp/page/jpsj/referees/outstanding
2020/4/1
常盤欣文研究副主幹が新たにメンバーとして加わりました。